チャンピックスで禁煙に成功した事によるメリット

タバコの煙には、発がん物質であるタールや血液中の酸素の運搬を阻害する一酸化炭素などの有害物質を数百種類も含んでいることが広く知られています。嗜好品として根強い人気をキープしていますが、健康という観点からみればメリットは何もありません。この為に、喫煙者の多くはタバコを止めることにチャレンジするのですが、上手くいくのはほんの一握りだけです。なぜなら、タバコには中毒性の強いニコチンという物質を含んでいるからです。

ニコチンは、血管を収縮させる作用があり、一度に大量摂取すると死亡してしまうという物質です。しかし、少量であればタールや一酸化炭素と比べるとデメリットは少なくなっています。ただし、脳内のレセプターと結合することにより、精神を安定させるドーパミンという物質を分泌し、これが常態化してしまうとニコチンが不足すると強い禁断症状に見舞われることになります。体内からニコチンが完全になくなるまでに3日程度かかると考えられており、禁煙に挑戦する人はこの間で挫折するのが大部分です。

しかし、現在ではチャンピックスという禁煙のための内服薬が開発されており、強烈な禁断症状に見舞われることなくタバコから離れることが可能となっています。ニコチンの代わりにレセプターと結合するので、タバコを吸っても美味いと感じなくなります。また、ドーパミンを少しだけ分泌させるので、禁煙時に感じてしまうイライラも軽くなります。喫煙を認められていない自由席に長時間座れるほどです。

チャンピックスによるメリットは、自由席を選べるというだけではありません。タバコから完全に離れられるので、ニコチン中心だった生活を自分の為に自由に使えるようになるからです。チャンピックスによる禁煙成功率は約50パーセントと報告されており、ある程度の意志の強さも必要となりますが、自由席に座れるということもモチベーションを高めるために有効な方法です。

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